2023年11月14日
介護施設における看護師の役割とは
介護付有料老人ホームや特別養護老人ホームなど、要介護度が高い利用者が多く入所する施設においては、介護職員の他に医療関係のスタッフへの需要が高まっています。看護師は、利用者の日々の健康状態に問題がないか管理をするだけでなく、介護職員にケアに関する助言をしたり外部の医療機関と連携したりすることも期待されます。
経管栄養やたんの吸引を必要とする利用者が入所する施設では、看護師が率先してケアに携わることや、経験が浅いスタッフに指導をすることもあります。病院と違い点滴や採血などの処置を任される機会はほとんどありませんが、高齢の利用者は体調が急変しやすいため、臨機応変な対応が求められます。
最小限のスタッフで利用者の介護を行っている施設やデイサービスの事業所では、看護師もレクリエーションや委員会活動に積極的に参加をしなければなりません。そのため、各地の介護現場では、基本の看護技術が身についているだけでなく、周りのスタッフとうまくコミュニケーションが取れる人が必要とされています。
初めて介護現場で仕事を始める際は、大規模の施設から小規模の事業所まで色々と回り、自分のスキルや適性に合うか見極めて採用面接に申し込むことが大切です。