失敗しない看護師転職まとめ

2017年06月03日

待遇が良好であるかを正しく理解する方法

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就職や転職で求人案件を探している看護師は、募集条件の待遇をさらに細かく確認するテクニックが必要です。まず、給与面で細かくチェックする点があります。給与は高いほど待遇が良いと感じられますが、基本給が高いのか、それとも手当を含めると高くなるのかをチェックしましょう。

基本給が高いなら、手当を含めた時の手取りも多くなりますし、最終の給与額は退職金にも反映されます。ただし、手当を含めた給与が高いのであれば、退職金の算定をする基本給があまり高くない状況になり、退職金額はやや低めになる可能性も指摘されています。

定年までまだ何十年もあるという人でも、将来的な視点で検討したほうが安心でしょう。賞与に関しても基本給で算定するので、重要な項目だと考えて構いません。次に休暇関連のチェック項目です。休日は「週休2日」「月2回週休2日」などのように掲載方法がわかれています。

週休2日であれば、1か月に平均して8日間の休みがありますし、月2回週休2日であれば1か月の休日数は平均で6日間と捉えられます。さらに有給休暇は、年間日数が多いだけでなく、消化率がどの程度なのかをチェックしましょう。

仮に年間有給休暇数が14日間の求人が2件あったとして、消化率80%と消化率50%では、実際に取得できる日数が異なります。医療現場は仕事が多忙で、勤務先によっては有給休暇の申請が難しいケースもあるので、その点も踏まえて確かめておきましょう。

法律上は6か月間以上継続して勤務すると、1年間に10日の有給休暇を取得する権利が認められています。そして、残業時間数も募集項目に掲載されていますので、確かめておくようにしましょう。ほとんどは月間の残業時間を掲載しますが、まれに1日の残業時間数を掲載しているものもあるので要チェックです。

他には、独身の方やシングルマザーが利用できる医療機関の寮が設置されていることもあるので、賃料や立地の利便性も合わせて確かめます。シングルマザーの場合は、勤務の際に子供を預かってくれるところが必要なケースもあり、託児所の有無もチェックしましょう。

託児所の利用可能時間、利用料、病児保育の有無を確かめれば十分です。案件内容は、給与や福利厚生を大まかにみている人が多いですが、転職に成功するには、詳細な確認をすることが大切です。コツがわかればもれなくチェック項目を把握することができるようになるでしょう。有意義な就職・転職のためにも見慣れておくようにしてください。

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